五目ラーメンは、昭和の思い出 [食]
子供の頃、唯一あったデパート「正札 竹村」。
茶道と華道を習っていた母親は、幼い私と弟を連れてバスに乗って町へ。
そう、あの頃、市の中心部へ出かける事を「町さ行く」、「町さ行ってくる」って言ってたっけ。
祖父母達は、私が小さい頃は、温泉に住み込みで働いていたので、
母が町へ出る時は、私達も必然的に一緒に連れられて。
用事や、お稽古が終わると、母はだいたい「竹村」に行って、買い物。
婦人服売り場滞在が長くて、退屈だったな(笑)
弟は、よくマネキンの乗っている台にちょこんと座ってあくびをしてたり、
洋服の丸いハンガー群に、もぐりこんで遊んでて、騒ぎすぎると怒られて
ちょっと目を離したすきに、母が見えなくなると、冷や汗が出たっけ。
お昼の時間にかかる時は、食堂階に行って、五目ラーメンをよく食べた。
弟は、決まってお子様ランチ。(陶器の器が、スポーツカーのやつ)
五目ラーメンを母が、小さい器にわけてくれるのが、子供心にワクワクで。
・・・で、たまに食べたくなるわけですよ、五目ラーメンが。
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