映画 [映画]
昨日歯科の帰り、新宿へ行って「剱岳 撮影の記」を見てきました。
初日だったこともあり、30分前に行った時点で残り20席ちょっと。
1列目と2列目しか空いてなかったが、とりあえずチケット購入完了。
シアターに入る頃には、満席になっていました。
しかし、すごいシルバー率(笑)。
入場時まるで、自分が老人ホームに入所するような気分でした(失礼)。
この映画は、歳をとっても「やればできる」!と、勇気をもらえる映画だと
思うけど、同時に、今の若い人にこそ見てほしい映画です。
自分の持っている力以上のものを全員が出さなければ、
この映画を撮り終えることはできない。
俳優さんも衣装さんも、録音さんも照明さんも、監督以外全員が仕事をする。
日本映画では珍しい光景。
でも、本来仕事って、こうあるべきなんじゃないかと思う。
今の会社って、個々がやるべきことをやるだけ、しかも、
その「やるべき事」とは、案外自分判断。
終わったら、だまって帰る。
終わらない人は、残業、そして残業・・・。
昔は、おせっかいだけど面倒見のいいおばちゃんが職場に必ずいて、
「それは終わったの?」、
「まだ終わってないなら、ホラ!みんなでやらないと間に合わないわよ!」
とか言って、みんなを動かしてくれたりして・・・。
今の会社、3人も急にやめちゃって、
みんなでやらないと、やってけないのに、
っていうか、みんなでやれば出来るかもしれないのに、
上は「あなたが担当だから」と押し付ける。
でもって「残業ばっかりであなたの体が心配」って、
意味わかんねー。
「剱岳」の現場がとってもうらやましく思いました。
死と隣り合わせの、辛くて、過酷な現場だったろうけど、
みんな楽しそうでした。
終わってから、30ー40代の男性2人組が、
「あんなに長い間山に入れて、うらやましいよ」って話していました。
そう、私達の年代は、山に行く休みさえ取れないのだよ・・・。
だから、引退した中高年だけが、山にあふれている。
でも、歳をとってからは、体力的にもキツイし、危険も伴う。
もっと若い人達が山に行けるようになればいいのになぁ~。
「沈まぬ太陽」も見に行かなくちゃなぁ。
見たいのがたくさんあって、間に合いません。
DVDが出るまで待つしかないかっ。
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